MENU

【1分で解説】IoT人材、どのくらいの企業が採用、確保できてる?

副業プログラマーのHiro(ヒロ)です。

いろんな企業がIoT製品やサービスに参入していますが、そのためには4つの技術を持つ人材が必要でした。

あわせて読みたい
【すぐに分かる】IoTで必要な技術って何? 副業プログラマーのHiro(ヒロ)です。 いま、非常に注目されてるIoTという技術。 下記の記事で注目されてる理由に迫りました。 https://monolb.com/iot-190417/ でもど...

でもその技術を持つ人材って多いのかな

4つの分野の技術は必要ですが、それらを兼ね備えている技術者は非常に少ない、というのが現状です。

では、実際に各企業での人材の採用、確保はどのような状況でしょうか。

目次

IoT製品、システムで必要となる4つの技術

IoT製品やシステム開発には、次の4つの技術が必要になるとお伝しました。

  • ソフトウェアに関する技術
  • ハードウェアに関する技術
  • 通信、ネットワークに関する技術
  • データに関する技術
出典:IPA『IoT分野の人材育成動向と課題』より

これら4つの技術を同時に全て備えている人は、滅多にいないんですよね

その理由は?皆さんはどんな事を学んできましたか?

学生時代、皆さんはどのようなことを中心に学ばれましたか?

大学に行かれた人は、何学部?また、何を専攻されていましたか?

ソフトウェアを中心に学んだ人、ハードウェアを中心に学んだ人、それぞれいるかと思います。

どちらを学んだ人っていうのは、非常に少ないんじゃないかなと思います。

また、ネットワークやデータに着目した授業もまだ少ないですよね。

このように学校で幅広く学んだ人は少なく、前掲の4つの技術を全て知っているという学生は多くないという現状があります。

著:伊本 貴士, 著:末石 吾朗, 著:江崎 寛康, 著:森 崇人, 著:中山 祐輝, 著:林 憲明, 監修:伊本 貴士
¥391 (2024/11/08 04:08時点 | Amazon調べ)

企業の人材確保の状況

さて、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が『IT人材白書 2017』としてまとめた報告書には、企業のIoTやAIなどに関する人材の確保状況がまとめられています。

出典:IPA『IT人材白書2017』より

システムを使う側の企業の状況

これによると、ユーザー企業(サービスを使う企業)の実に7割が確保できていない、やや確保できていないと回答しています。

確保できていると自信を持って回答した企業は、たったの1.6%だけという結果でした。

ユーザー企業のデータなので、製品やシステムを買って使う企業の話です。

「これが欲しい、あれが欲しい」と思って、社長さんが買ったとします。

でも、社内に使える人材がいないわけです。買ったはいいけど扱えない、そんな状況になりそうですね。


高額な製品、システムを買っても使えないのでは、宝の持ち腐れですね。

システムを開発する側、提供する側の状況

では、次にシステムを作る側、開発をして提供する側はどうでしょうか。

IT企業では、やや確保できていない、確保できていないの割合が58.1%となっています。

そしてネットサービス実施企業では58%ということで、2つの業界ではほぼ同じ数字となっています。

ということで、6割の企業が「足りない」と言ってる現状があるということですね。

システムを開発する企業の場合、技術者がいないということは致命的です。

製品を開発できないことになるため、世に製品をリリースできず利益を得ることができないためです。

このように、IoTやAIは盛り上がりを見せていますが、使う側でも作る側でも人材が不足しています。

まとめ

以上のように、世界中で話題となっているIoTですが、日本では知識を持った技術者が少なく企業で奪い合うような形となっています。

こうしている間に、海外の企業に技術でも先行され、また人材が引き抜かれたりして、置いていかれる状態になると予想されます。

ソフトウェアプログラマやハードウェア設計者の待遇を改善して、競争力を高めていく必要がありますね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次